使用パーティ【バンギランドスイッチ】
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 |
---|---|---|---|---|---|
バンギラス | 噛み砕く | 岩雪崩 | けたぐり | 冷凍パンチ | こだわりスカーフ |
ランドロス | 大地の力 | めざめるパワー(氷) | 岩雪崩 | 守る | ヤチェの実 |
クレセリア | サイコキネシス | エナジーボール | めざめるパワー(炎) | トリックルーム | 達人の帯 |
メタグロス | コメットパンチ | 思念の頭突き | 地震 | 守る | ラムの実 |
トリトドン | 濁流 | 大地の力 | 冷凍ビーム | 守る | 地面のジュエル |
ボーマンダ | 流星群 | 大文字 | ハイドロポンプ | 守る | 命の珠 |
いわゆる「バンギランド」と呼ばれている構築ですね。
今回のオフの使用パーティは前々から高種族値のポケモンで固めた安定志向のスタンにしようと決めていました。
理由としてまず今回のオフの目標として「予選通過」というのがあったため、通用するかどうか分からない新しい試みを組み込むよりは確実に安定した強さを出せるパーティを使いたかったからです。
努力値:H60 A148 B20 D28 S252
実数値:183-173-133-x-124-124
- 噛み砕くで156-101ラティオスを確定1発
- 噛み砕くで223-141クレセリアを確定2発
- 天候砂状態で161キングドラの珠ハイドロポンプを確定耐え
- 200ハッサムのテクニシャン虫喰いを確定耐え
- 181までのメタグロスのコメットパンチを確定耐え
- 最速
「高種族値」というテーマで真っ先に浮かんだのがバンギラスでした。
種族値合計600という数値に加えて天候のすなおこしにより実質的な種族値をさらに高めており、BWダブル環境でもトップクラスのパワーを持ったポケモンだと考えています。
パーティ全体で相手のラティオスが非常に重いためこだわりスカーフを持たせることが確定。
配分は雨パーティに出していくことを考えて最低限の特殊耐久を確保。
残りの努力値をB方面に配分することで物理耐久が丁度いい数値になったのでこの配分に決めました。
技構成はテンプレのものから特にひねる理由もなかったのでそのままに。
努力値:H68 B24 C164 S252
実数値:173-130-113-156-100-168
- めざめるパワー(氷)で171-100ボーマンダを最低乱数以外で1発
- 砂の力大地の力+攻撃1段階下降状態の173バンギラスの噛み砕くで185-150-138のメタグロスが確定
- 砂の力大地の力で207-133までのバンギラスを確定2発
- 大地の力で185-138メタグロスをオボンの実回復込みで確定2発
- 205メタグロスのコメットパンチ+バレットパンチ耐え
- 200ハッサムの攻撃2段階上昇アクロバットを最高乱数以外耐え
- 187メタグロスの攻撃2段階上昇思念の頭突きを上2つの乱数以外耐え(182までなら確定耐え、190なら上4つで落ちる)
- 182ラティオスの流星群を確定耐え
- 167トルネロスのジュエルアクロバット耐え
- 173バンギラスの岩雪崩を最高乱数が3連続で出ない限り3発耐え
- 162ボーマンダのハイドロポンプを最高乱数以外耐え
- 181テラキオンの攻撃4段階上昇ダブルダメージ岩雪崩を上から4つの乱数以外耐え
- 最速
バンギランド構築は個人的に2種類に分けられると考えていて、
1つはランドロスから構築を始めてバンギラスの砂嵐を利用することでランドロスをエースとして運用するパーティ。これは命の珠砂の力地震の爆発力の高さが魅力ですね。
2つめはバンギラスの補完としてランドロスが入るパターン。こちらはエースとしての運用を意識していないため単体での動きやすさを考慮してランドロスが特殊型になることが多いです。
今回使用したのは後者の構築で、ランドロスを補完的に採用しています。
というのも現在の環境を見るとまずボルトロスが無視できない存在になっていることが分かりますがランドロスはそのボルトロスのメインウェポンと強力な補助技である電磁波を無効にできるという大きなメリットがあります。
しかしながら相手のパーティにボルトロスがいても性格が臆病なのか穏やかなのかの判断は困難に近く、結果ランドロスとボルトロスが対面してもめざめるパワー(氷)に怯えて自由に動くことが出来ません。
せっかく穏やかボルトロスに有利な駒として数えられるのに不意のめざめるパワーに怯えて動けないのでは立ち回りがカツカツになりそうだったので1度だけ保険をかけることができるヤチェの実を持ち物として採用しました。
これにより相手がランドロスに氷技を撃つかどうか迷うような場面で、深読みしてくれればアドバンテージを取れ仮にランドロスを攻撃されても1度は保険が乗るのでこちら側は強気な選択をすることが可能です。
配分はボーマンダへの奇襲を考えている以上スカーフボーマンダに先制で倒されたなんてことになると意味がないためスカーフ流星群耐えに設定。ハイドロポンプはパーティにトリトドンが存在するため撃ちづらいと思います。
特攻をボーマンダを1撃で倒せるように配分し、残りを物理耐久へ振り分けました。
技構成に関してはまずメタグロスやバンギラスへの打点として大地の力を採用。
次にボルトロスやウルガモスへのダメージソースとして岩雪崩を入れました。ストーンエッジも候補でしたが汎用性を考えると岩雪崩を外せませんでした。
めざめるパワー(氷)は、バンギランドという組み合わせの関係上相手のボーマンダを誘いやすいためそこを逆に返り討ちにできる強さがあります。
めざめるパワー(飛行)も候補ではありましたがパーティ内にクレセリア、ボーマンダ、メタグロスと格闘ポケモンに強いポケモンが多く入っていたため今回は見送りました。
素早さ種族値の101という数値を活かせていますし、副産物でガブリアスやミラーマッチにもワンチャンを残せるので有効な技だと感じました。
努力値:H220 B4 C228 D52
実数値:223-x-141-136-157-81
- 216シャンデラのジュエル(メガネ)シャドーボールを確定耐え
- 194ヘラクロスのメガホーン耐え
- サイコキネシスで157-127ロトムを3発
- 帯エナジーボールで157-127水ロトムを2発
- 帯めざめるパワー(炎)で185-138メタグロスを確定3発
- 帯めざめるパワー(炎)で177-100ハッサムを下2つの乱数以外で確定
- 帯エナジーボールで222-107ドサイドンをオボンの実回復込みで2発
- 最遅
達人の帯を持って単体でアタッカーとして運用できるトリックルーム発動要員。
seeさんがMDCで使ったことで結構有名なんじゃないかなと思います。
このパーティでラムハッサム+威張るクレセリアの組み合わせを試していた時期もあったのですが、
全国大会の結果を見ても分かるようスイッチトリパへのマークが非常に厳しくなっているためそれに勝つためにはシビアな立ち回りが要求されることを痛感しました。
そこで今回は使い慣れていてなおかつ相手のトリックルーム対策に対抗するよう、トリックルームへの依存度が低いクレセリアを用意しました。
基本的にトリックルーム展開で有利が取れそうなら積極的に狙っていきますが、妨害が入りそうならトリックルームを展開せずにそのままアタッカーとして運用することも多いです。
持ち物は達人の帯以外にもエスパージュエル、食べ残し、オボンの実など試したのですが相手のトリックルームからハッサムで展開されて全抜きされるパターンがあったためそこに隙を見せないため1撃で倒せるポケモンを1体でも増やしたく達人の帯を優先しました。
技構成は格闘タイプへの打点としてメインウェポンになるサイコキネシスを採用。サイコショックと迷うところではあると思いますが結論が出なかったため単純に威力で上回るサイコキネシスにしておきました。
次に鋼タイプへのダメージソースとしてめざめるパワー(炎)。
これは達人の帯を持たせた理由でもあるので外すことはできない技になります。ナットレイやメタグロスに対しても有効で、この技があることでこの型のクレセリアが成り立っているといっても過言ではありません。
最後の攻撃技枠は元々冷凍ビームでしたが相手のトリトドンに対して攻めてが欠けることが多く、苦肉の策としてエナジーボールを採用したところ思った以上の働きを見せたためそのまま採用に至りました。
冷凍ビームを切ったことによる弊害がないのかと言われると確実にあるのですがそれ以上に詰みパターンは減らしておきたかったのでトリトドンの使用率も考えてこちらを優先しました。
トリックルームに関しては説明もとくにいらないですかね。選出の段階でこの技にどの程度依存するかを決めておくと戦いやすいと思います。
努力値:H236 A116 D156
実数値:185-187-150-x-130-82
- 125ロトムの十万ボルトを最高乱数3連続引かないかぎり3発耐え
- 178ボーマンダのダブルダメージ熱風を2発耐え
- 205メタグロスのダブルダメージ地震を2発耐え
- 125ゴウカザルのオーバーヒートを確定耐え
- 161キングドラのダブルダメージ命の珠雨濁流を2発耐え
- 159ウルガモスの1段階上昇ダブルダメージ熱風を確定耐え
- 攻撃を11nに設定
- 136クレセリアの帯めざめるパワー(炎)+ダブルダメージ地震で181-151-137ナットレイを両方下2つの乱数引かない限り確定
- 136クレセリアの帯エナジーボール+コメットパンチで207-133-144バンギラスを両方最低乱数を引かない限り確定
- 素早さを最遅クレセリア+1
パーティの補完として非常に優秀なダブルの定番ポケモン。
採用理由が多すぎて書ききれなくなりそうですが簡潔に書くと、
対霰要員、バンギラスやクレセリア、ラティオスへの打点、トリックルーム下での攻撃要員
この辺りになります。
配分は汎用的なものを採用。一応集中攻撃でのダメージも意識した配分になっています。
モロバレルの処理役も兼ねているので持ち物はラムの実を採用。特性の胞子による事故も防げます。
技構成も定番といえるものになっていると思いますね。
クレセリアとバンギラスを攻撃することを考えてコメットパンチがまず確定。
次にメタグロス+クレセリアの並びで相手のメタグロスに殴り負けすることが多かったので地震を採用。
最後の枠に対ラティオスの負担を減らす為のバレットパンチか格闘タイプや水タイプへの打点になる思念の頭突きかでかなり迷ったのですが、今回は最近のラティオスの使用率の低下を見て思念の頭突きとしました。
どちらも汎用性の高い技なのでまだ一考の余地はあると思います。
ちなみにオフ会で187-205-150-x-111-83という個体を間違って使用してしまったのはここだけの秘密。
実数値:205-x-96-158-108-39
努力値:H148 B60 C252 D44
- 182ラティオスの命の珠流星群を確定耐え
- 182ラティオスのサイコショックを最高乱数2連続で引かない限り耐える(182メタグロスの思念の頭突きも同様)
- ジュエル大地の力で185-138メタグロスを下4つの乱数以外で確定1発(185-132から確定1発)
- ジュエル大地の力+187メタグロスの地震で207-133-120バンギラスが確定
- ダブルダメージ濁流で185-138メタグロスが最低乱数3連続で引かない限り3発
- 1段階上昇(または雨状態)のダブルダメージ濁流で185-138メタグロスが2発
- 最遅
かなり変わった型になっていますが、トリックルームとの兼ね合いを考えて早いターンで相手の処理が出来るようにと考えた結果です。
基本的に雨パーティや相手のトリックルームに対して出していきますが、見せ合いの段階でトリックルームを展開できそうでなおかつ濁流が一貫している場合はクレセリアと一緒に選出することが多いです。
とにかくトリックルーム下での制圧力が高いポケモンで濁流を連打しているだけでどんどん相手にダメージを蓄積させることができます。
突破に時間がかかるポケモンでもジュエル大地の力で強引に削ることが可能ですね。
雨パーティに対しても選出していきますがナットレイがいた場合はトリックルーム中でも動きづらく、特に相手のニョロトノがめざめるパワー草を持っているとかなり苦しいです。今回のオフでは2度めざめるパワー(草)持ちのニョロトノに当たりました。
配分はseeさんのブログ(http://d.hatena.ne.jp/see_miru214/20120410)にあるものですが、育成が間に合わなかったためオフ会中は207-x-100-158-102-39という数値の個体を使用しました。
H4 C252 S252
171-139-100-162-100-167
- 命の珠流星群で無振りボルトロスが確定1発
- 2段階下降状態の命の珠流星群で151-115キングドラを下2つの乱数以外で確定
- 2段階下降状態の命の珠流星群で171-100ボーマンダを下2つの乱数以外で確定
- 命の珠大文字+173バンギラスの噛み砕くで185-150-138メタグロスが確定
- 命の珠大文字+流星群で185-138メタグロスが確定
- 命の珠ハイドロポンプで167-111シャンデラを確定1発(これに近いラインのウインディやテラキオンも同様)
- 命の珠ハイドロポンプで207-120バンギラスを確定2発
- 命の珠雨ハイドロポンプで185-138メタグロスを確定2発
- 命の珠ハイドロポンプ+173バンギラスのダブルダメージ岩雪崩で191-133-126ヒードランを確定
- 最速
最速の命の珠持ちボーマンダです。
控えめボーマンダや最速サザンドラ、意地っ張りランドロスに対して先制できるのが利点でしょうか。
最速めざめるパワー(氷)のランドロスがパーティにいるにも関わらずボーマンダミラーを意識していることに疑問があるかもしれませんが、パーティ全体で相手のサザンドラがかなり重たくなってしまったためそこを意識したものになっています。
臆病にしたことによりドラゴンジュエルを持たせても1撃で倒せるポケモンがかなり減るので、命の珠でダメージ計算をしてみたところいい感じの計算結果が出たのでこちらで採用。
パーティ内に威嚇を持ったポケモンがいるだけでパーティ全体の安定感が上がりますね。
ちなみに先発でクレセリアと並ぶことが多いポケモンで今回のオフ会でも9戦中4戦がクレセリア+ボーマンダの初手でした。
これは威嚇によって相手のバンギラスの攻撃力を下げることでクレセリアの場持ちをよくすることが出来る他、ボーマンダの制圧力が高いため早めに処理しようと狙ってきた相手の攻撃を受けながらトリックルームへ展開したりなど多種多様な戦術が用意できるためです。
■おまけ
オフ中の選出回数。先発が黒、後発は赤で色分け
ポケモン | 選出回数 |
---|---|
バンギラス | ■■■■■■■ |
ランドロス | ■■ |
クレセリア | ■■■■■■■■ |
メタグロス | ■■■■■■■ |
トリトドン | ■■■■■■■ |
ボーマンダ | ■■■■■ |
練習では先発バンギラス+ランドロスとかが多かったんですが、オフは見事にクレセリア中心の選出になってますね。
これは今回のオフでボルトロスの使用率が低かったことにつきると思います。
シャンデラやサザンドラともあまり当たらなかったのでクレセリア先発で相手のバンギラスはボーマンダの威嚇で抑えるってパターンが増えました。