【BW2ダブル構築】ガブバンギ+ギャラドス
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
バンギラス | 岩雪崩 | 噛み砕く | けたぐり | 冷凍パンチ | こだわりスカーフ | すなおこし |
ガブリアス | ドラゴンクロー | 地震 | 岩雪崩 | 守る | きあいのタスキ | すながくれ |
ギャラドス | アクアテール | 恩返し | ストーンエッジ | 氷の牙 | こだわりハチマキ | 威嚇 |
クレセリア | サイコショック | めざめるパワー(炎) | 冷凍ビーム | 電磁波 | エスパージュエル | 浮遊 |
メタグロス | コメットパンチ | バレットパンチ | アームハンマー | 守る | ラムの実 | クリアボディ |
モロバレル | ギガドレイン | 怒りの粉 | キノコの胞子 | 守る | 黒い鉄球 | 再生力 |
元々INCかMDCで使う候補として調整していたパーティだったのですが、
INCではバンドリ、MDCではアスラッキーを使用したため特に使う機会もなく埋もれていました。
そんなときに2人からパーティを貸してくれと声がかかったのでやよいオフでぎゃらさん、MDCチャンピオン決定戦でseeさんに貸すことになったパーティです。
やよいオフではぎゃらさんが3位。MDCではseeさんが1戦目で勝利を収めています。
パーティ概要
バンギラスの特性により天候を砂嵐状態にすることでガブリアスの特性すながくれ発動を狙ういわゆる「ガブバンギ構築」です。
今までガブバンギ構築を使うときは対トリックルームが課題になっていたのですが鉄球モロバレル+ギャラドスという組み合わせでトリックルームを見れると思い組み込むことにしました。
避けることがコンセプトのようになっていますが採用しているポケモン1体1体のパワーが高いためパーティ全体で連携して戦うというよりは単体のスペックで戦っていく形になります。
岩+地面の形を取ることで相手の穏やかボルトロスに強い点と、選出と1ターン毎の立ち回りを間違えなければ幅広いパーティに対応できる点が強みだと思っています。
個別解説
パーティの軸となるガブリアスの補助をするポケモン。
ガブリアスが苦手なクレセリアやラティオスの処理が可能です。
ラティオスを上から縛りたいこととパーティ全体が鈍足気味なこともあり持ち物はこだわりスカーフとしました。
これにより補完だけでなく他のポケモンで削ってから最後にスカーフ岩雪崩で一掃するような動きもできるようになり立ち回りに幅が出ます。
配分は今まで使っていたスカーフバンギラスから少し変更を加えました。
先制で攻撃する以上砂ダメージ込みで倒す計算には意味がないと思っているのでラティオス確定1発のラインを固定。
ここから物理か特殊どちらかを切ることになりますが、ハイドロポンプを採用しているキングドラが減っていること。またハイドロポンプを採用していたとしても命中+最高乱数を引く確率まで考えると非常に低いこと。
これらを考え今回は物理耐久を優先して取りました。これにより威嚇を1回入れることで相手のバンギラスのけたぐりを耐える確率が上がります。
ちなみに受けから出すことの多いポケモンなのでこれ以上耐久を切る選択肢はないと思っています。
技構成も特に弄る必要性を感じなかったためテンプレ通りの4つを採用。
パーティの基本選出の一角を担う重要なポケモンです。
パーティのコンセプトになっているポケモンです。
一般的な「ガブバンギ構築」のガブリアスは食べ残し身代わり型が多い印象でしたが今回はきあいのタスキ持たせた型を採用しました。
採用理由は相手のラティオスやスカーフドラゴンに上を取れるポケモンが少ないため保険をかけれるようにです。
タスキを持つことで相手は最低2回はガブリアスに攻撃しなくてはならないためすながくれの試行回数を稼ぐことができます。
また身代わりを切ることで空いた枠に岩雪崩という超強力な技を入れることができるのもメリットの1つです。
岩雪崩はすながくれとの相性が非常に良く、岩雪崩の怯みの確率+すながくれの回避確率。さらには電磁波などを合わせることで相手の攻撃が当たる確率をどんどん減らしていきます。
特に水ロトムやメタグロスなどがカモになりやすくコメットパンチやハイドロポンプは命中率が低いため高確率で動けないことが期待できます(岩雪崩を受けた麻痺状態ロトムが砂ガブリアスにハイドロポンプを当てる確率は30%程度)
ドラゴン技についてはダブルチョップとの選択になりますがパーティ内に命中100じゃない技をメインウェポンとするポケモンが多く無駄に負け筋を増やすのは嫌だったので命中が安定したドラゴンクローとしました。
環境にココドラやタスキラティオスが増えた場合はダブルチョップも選択肢になると思います。
ガブリアス、バンギラス共に格闘ポケモンに対して弱めなため威嚇持ちのポケモンとして採用しました。
似たような性質を持つランドロス、ボーマンダはガブバンギと弱点が被っていて採用し辛かったです。
概要で軽く触れましたがこのポケモンは流行のスイッチトリパに対してかなり強いポケモンで、
クレセリア、メタグロス、ハッサム、シュバルゴ、カポエラー、ローブシン、ズルズキン
この辺りのトリックルーム下のアタッカーから弱点を取られることがほぼありません。
相手のパーティにトリトドンがいた場合かなり行動を制限されるので隣にモロバレルを置くことでカバーします。
このポケモンの型に関してはかなり悩んだのですがパーティ全体で相手のメタグロスの処理が遅いことが気になったためこだわりハチマキを持たせた型にしました。
これにより相手のメタグロスを2発で倒すことが可能になり格段にメタグロスの処理が楽になりました。
技構成はメインウェポンのアクアテール。滝登りでは微妙にダメージが足りないためアクアテールでなくてはいけません。
サブウェポンは汎用攻撃技の恩返し、ボルトロスを1撃で処理できるストーンエッジ、相手のガブリアスを1撃で処理できる氷の牙としました。
ほとんどアクアテールしか打たないのであまり関係ないですがあるとないのでは対応できる状況に差が出てきます。
主に対格闘、対ユキノオー、対ナットレイ、対モロバレルを任せています。
最初この枠はラティオスだったのですがパーティ内に素早さ操作手段がないことと、氷の一貫性が気になったため同じような役割をこなしつつ無理なく電磁波を撒くことのできるクレセリアを採用しました。
ユキノオーやナットレイに対しての打点が欲しいため、めざ炎が確定。
格闘の処理用にエスパー技も必要。
ミラーや霊獣ランドが厳しいので冷凍ビーム。凍える風は処理速度が遅すぎるので不採用。
ここまですんなり決まり残りに素早さ補助の電磁波を入れました。これはガブリアスと非常に相性がよくまたバンギラスの岩雪崩ともシナジーします。
配分はめざ炎クレセのテンプレ配分である207-x-140-138-150-126というものがありますが対格闘を任せているにも関わらずキノガッサが抜けないことが気になったため素早さを135以上まで上げました。
キノガッサはクレセリアと後述するラムメタグロスで処理します。
持ち物に関してはカポエラーを1撃で処理できるエスパージュエルを選択。これはハッサムを1撃で処理できる達人の帯との選択でしたが、パーティに威嚇が入るポケモンが3体いる以上カポエラーに何度も威嚇を撒かれる展開は避けたいので1撃で処理できた方がいいと考えました。
汎用性が高く幅広いパーティに選出していけるため選出の軸として組みやすいポケモンです。
対ラティオスと氷の一貫性防止用のポケモンです。
ハッサムを採用することも考えましたが岩の一貫性が酷かったのとこれ以上威嚇の入るポケモンを入れたくなかったのでメタグロスを採用しました。
技が変わった構成になっていますがこれはパーティ全体で格闘ポケモンがいないのを誤魔化すためのものです。
特に相手のナットレイとズルズキンを処理する時に重宝します。
雨パに入っているナットレイ相手に選出することも考えられるので配分は雨パを見て特殊耐久重視になっています。
またアームハンマーを採用したことでミラーで勝つことは絶望的なので素早さは捨てトリパに対して立ち回りやすくなるようにしています。
S個体値を最遅にするとアームハンマー1回で素早さが44(最遅ローブシン-1)になるためそちらでもよかったかもしれません。
持ち物は事故防止兼胞子対策のラムの実。
相手のモロバレルを1撃で倒す手段がないためラムの実は欲しいと感じる場面は多かったですね。もちろんキノガッサに対して強気に動けるのも大きいです。
種族値が高く安定していて改めて何をさせても強いポケモンだと感じましたね。
対トリックルーム用のポケモン。また格闘や水の一貫性を消す役割も持っています。
従来のモロバレルではシュバルゴに対して先制で身代わりをされるだけで何もできなくなってしまうのが気になったため、黒い鉄球を持つことでトリックルーム下でシュバルゴに先制でキノコの胞子を打てるようにしました。
トリックルーム絡みのパーティはこのポケモン+ハチマキギャラドスで崩していきます。
モロバレル+ギャラドスは相性がいいため、怒りの粉をしながらアクアテール連打できる状況があれば対トリル以外でも積極的に狙っていきたいです。
配分はPSPさんの記事を参考にしています(URL:http://d.hatena.ne.jp/PSP4000/20120927)
雨に対して選出することも考えられるため特殊耐久重視ですね。
技構成も普通のものです。対ナットレイをより意識するのであればめざめるパワー(炎)を入れることも選択肢になりますがどの技も切れる技ではない上に最近のナットレイの使用率も考慮して今回は見送りました。