【がにゅーオフ使用パーティ】脱出雨
ポケモン | 技1 | 技2 | 技3 | 技4 | 持ち物 | 特性 |
---|---|---|---|---|---|---|
ニョロトノ | 熱湯 | 冷凍ビーム | 滅びの歌 | 守る | 脱出ボタン | 雨降らし |
キングドラ | 波乗り | 龍の波動 | 濁流 | 守る | 命の珠 | すいすい |
ルンパッパ | 波乗り | ギガドレイン | 冷凍ビーム | 守る | 球根 | すいすい |
ランドロス(霊獣) | 地震 | 岩雪崩 | とんぼ返り | 馬鹿力 | こだわりスカーフ | 威嚇 |
ボルトロス(化身) | 十万ボルト | めざめるパワー(氷) | 電磁波 | 挑発 | オボンの実 | 悪戯心 |
モロバレル | ギガドレイン | めざめるパワー(炎) | キノコの胞子 | 怒りの粉 | ラムの実 | 再生力 |
パーティ作成の経緯、コンセプト
雨パーティを使っている際に、キングドラの制圧力は非常に高いがニョロトノはそこまで脅威にならず天候を取るだけの存在になってしまっていると感じました。
また、最近では雨に対するマークも激しく天候の取り合いで負けることも多かったです。
そこでその2つを同時に解決する手段として考えた(シングルからアイデア貰っただけですが)のが脱出ボタンギミックです。
先発:ランドロス/キングドラ
後発:ニョロトノ/ルンパッパ
この選出が基本になります。
動きとしては初手でキングドラ守る。ランドロスは相手次第でとんぼ返りか交換を選択。
ニョロトノを出して脱出しルンパッパを出せば雨状態でルンパグドラの並びを簡単に作ることが出来ます。
あとは2体で波乗りを連打して一掃する形を取れればベストです。命中100なので事故もないです。
ちなみにキングドラの雨珠波乗り+ルンパッパの雨球根波乗りは216ボルトロスのメガネ雷耐えのポケモンまで落ちます。ナットレイとかでも交換から出てくれば波乗り波乗り→次のターンの波乗り波乗りで落ちます。交換で出てくるバンギラス等も同様。
バンギラス入り、または無天候のスタンには強いんじゃないかなと思っています。
個別解説
構築の軸になっているポケモンの1体。
脱出ボタンを持ち相手の攻撃を被弾することが多くなることが考えられるため耐久重視の配分になっています。
HP1でも残ればもう一度天候を雨に変えることが出来るため耐久の数値は重要です。
一般的なニョロトノと比べると物理耐久がかなり高くなっていると思いますが、これは1ターン目のキングドラ守るランドロス→ニョロトノのターンにメタグロスでジュエル(ハチマキ)爆発された場合を想定しています。
ニョロトノが1撃で倒され相手がそこから死に出しでバンギラスを出されると完全に詰むためこうせざるを得ませんでした。
このポケモンの役割はあくまで天候奪取と中継役なので攻撃性能の高さは求めていません。
最遅にしているのはパーティ全体でトリックルームへの対抗策が少ないからです。特に噴火ヒードランに対して先制を取れるのは大きく感じました。
技構成に関しては火力に振っていないハイドロポンプが強いと感じなかったため追加効果が強力で命中も安定している熱湯。
雨パーティに選出されることの多いドラゴンタイプを処理できる冷凍ビーム。
汎用技の守るを覚えさせ残りの枠で悩みましたが今回は滅びの歌としました。
最初は手助けを使っていたのですが手助けという技はニョロトノ+キングドラという並びで活きる技です。
このパーティはニョロトノ+キングドラという並びをつくらないことをコンセプトにしているのであまり意味がないと思い没に。
次に候補にあがったのが滅びの歌で、ラッキー入りなどのパーティに耐性が付くだけだろうと思っていたらそんなことはなく、
先発で壁を貼ったあとに後発で全抜きを狙うようなパーティに対しても序盤で数的優位を作ってしまえば止めることが出来ます。
またキングドラ、ルンパッパの2体は交換出しから受けることはほぼ不可能なので、この並びを作ってしまえば相手側は1体ポケモンを捨てなければ切り返すことが出来ません。そこに数的優位が産まれるため滅びの歌が活きてきます。
雨パの定番中の定番なエースです。
今回はこのポケモンのスペックを最大限に活かすことを考えて構築しています。
配分、持ち物はキングドラのパワーが最も高くなる控えめCS珠持ち。
雨のエースとしての運用を考えていることと相手の交換先に与える負担を考えると特攻に補正が欲しいです。
技構成は思考停止するための波乗りとコンセプト上必要になる守るを確定とし残り2枠。
ドラゴン技は構築した当初は流星群を採用していましたが、特攻が下がることによってどこかで交換をしなくてはならなくなり勝ちパターンを逃してしまうことがあったので居座り続けられる龍の波動を採用しました。
龍の波動は流星群と比べるとスイクンなどに起点にされ辛いこともポイントだと思っています。
最後の枠は水技が波乗りだけだとルンパが死にかけの時やルンパ以外と並んでいる時に動けないため濁流を採用。
濁流を採用することでルンパッパを選出せずにニョロトノキングドラ+ランドロスボルトロスモロバレルから選択するような選出も可能になりました。
ここの枠に関してはハイドロポンプでもいいかもしれません。ハイドロポンプの利点は相手の穏やかボルトロスへの処理が早くなることですが麻痺+ハイドロポンプを当てるの確率を考えるととても怪しいので、ランドロスのとんぼ返り+キングドラの波乗り+ルンパッパの冷凍ビームの集中で落とすほうが現実的だと考えています。
- ルンパッパ
雨下でキングドラと並べることにより最高クラスの制圧力を発揮できます。
この2体が並んだ時点で受けがほぼ不可能になるため相手側は1体以上のポケモンを捨てることでしか切り返せません。
ニョロトノ+キングドラの並びでは苦手としていたトリトドンやスイクン、水ロトムといったポケモンもギガドレインで処理できます。
207-120の砂状態バンギラスが波乗り+球根波乗りで乱数になるためこのポケモンも確率を上げるために特攻特化しています。
素早さは控えめ全振りで122となり雨下では244。これは控えめスカーフラティオス+1の数値になるので絶対に切れないと判断しました。
持ち物は胡散臭く見えるかもしれませんが球根。
このアイテムがあることにより雨下の波乗り連打で殆どのポケモンを倒すことが出来ます。
命中も全て100なので一度勝ちパターンに入ってしまえばほぼ事故らないのも魅力です。
パーティの裏の軸になっているポケモン。
ニョロトノへの中継役としてランドロスを採用した理由としては。
- 電気技を撃たれない
- 電磁波や威張る、挑発といった補助技を撃たれない(攻撃技をニョロトノで受けやすい)
- 威嚇によりニョロトノの負担を減らせる
- 死に出しでバンギラスを出された際の切り返し
- とんぼ返りを覚える
これらが主な理由です。
特に電気技を無効に出来ることは必須条件でニョロトノがジュエル(メガネ)十万ボルトを被弾することだけは避けなければいけません。
霊獣ボルトロスも候補でしたが化身ボルトロスを採用したため採用できませんでした。
また、コンボが決まって相手のポケモンを1体倒した後にバンギラスを死に出しで出された場合もランドロスがいると切り返しやすいです。ランドロスを投げてからとんぼ返りで2週目の雨に繋げます。
またとんぼ返りも非常に重要な要素でこの技によって削りを行うことで後発での全抜きがやりやすくなります。
とくにタスキも持っていそうなポケモンを削ったりラティオスを波乗り+波乗りで落とせるところまで削るのは大事です。
持ち物は後攻とんぼ返りだと脱出ボタンと相性が悪いため先制でとんぼ返りできるようにスカーフ。
相手のラティオスを見たら出来る限りとんぼ返りを選択したいためスカーフラティオスに怯えず動かせるよう耐久振り。
冷凍ビームを持っていた場合破綻しますが最近ではスカーフ冷凍ビームの採用率は落ちていて実際一度も撃たれたことはないので現時点では問題ないと思います。
技は地震が撃ち辛いため特殊にすることも考えられましたがとんぼ返りの火力が欲しかったため物理にしました。
実際にはとんぼ返りと岩雪崩しか撃ちません。
通常の雨パーティでも重くなることが多いレパルダスやヤミラミ、エルフーンなど悪戯心系の対抗策として採用。
トリックルームを防いだり相手のモロバレルのストッパーになったり、雨ミラーで相手のキングドラを止める手段としても使います。役割多いです。
技構成も挑発が真っ先に決まりました。前述したポケモンが重い以上このパーティにおいては必須だと思います。
次に相手のキングドラへの抑止力として電磁波を採用。こちらの雨エース2体がミラーを想定していない型なので欲しい技です。もちろんミラー以外でも使っていけます。
攻撃技の十万ボルトは汎用的に使っていけるので必要です。ブルンゲルやスイクンといった水タイプへの打点になるのも大きいですね。
最後の枠はめざめるパワー氷。
雨に対して先発でタスキランドロスが出てくることが非常に多くタスキを削る手段が欲しくなったのと、相手のドラゴンを削ることでキングドラやルンパッパの波乗りで倒せる圏内までHPを削ることが重要だと思ったからです。
配分も雨ミラーやトリパへ出すことを考えて耐久重視に。一応ランドロスを意識して素早さはあげてあります。
持ち物は穏やかボルトロスと相性のいいオボンの実。クレセリアに対してしぶとく居座れるだけでなくジュエル流星群を耐えた後にもう一度流星群を耐えたり非常に有用なアイテムです。
ここまでのメンツだと相手のトリックルームに対してあまりに無防備だったため安定剤としてモロバレルを採用。
かなり安易に採用しましたが実際このポケモンが1体パーティにいるだけで相手はうかつにトリックルームを選択することができなくなるのでトリパに対しての性能はトップクラスだと思います。
配分は雨ミラーでも選出することがあるため特殊耐久重視。
めざめるパワー(炎)を採用した個体なので最遅ではありませんが、最遅30族があまり環境にいないため自分からトリックルームを貼らないのであれば最遅に拘る必要もないと思います。
むしろミラーした際に先制で胞子を撃てる恩恵の方が大きく感じました。
技構成はめざめるパワーだけが通常とは違う点だと思いますがこれは相手の霰トリパに対してユキノオーへ打点が欲しくなることが多かったためです。
ナットレイに対してもパーティ内で抜群を付ける技がないため採用せざるを得ませんでした。
守るを切ったことによりランドロスが地震を撃てなくなるんじゃないかと懸念しましたが、モロバレルを選出するパーティは雨ミラーと霰トリパなのでその2つに対してランドロスを出さない以上問題ないと判断しました。
持ち物に関してはレパルガッサを意識しています。
回していて基本選出ではレパルガッサへの勝率が非常に悪かったため、その対策となっています。
レパルガッサに対してモロバレル+ボルトロスと選出すると相手はボルトロスに猫、モロバレルに胞子と動くのでそこでラムで回復してからレパルダスを眠らせます。
次のターンにボルトロスでキノガッサに挑発を入れれば大体崩せました。
また、モロバレルミラーで胞子ではなく怒りの粉を選択することも可能になりますしトリックルーム下でミラーした際でも強気に動けます。